彗星が太陽系の内側を離れると、どのようなことが起こるのでしょうか? 通常、彗星が太陽系の内側に到来すると、大々的に報じられ、彗星が明るく、写真映えする姿になることへの期待が高まります。 しかし、外側へ向かうにつれて、彗星の核は太陽の熱を受けにくくなり、放出されるガスや塵の量も減ります。その結果、核を取り巻く明るいコマは縮小して輝きを失い、尾の長さも短くなります。 多くの彗星はその後、太陽系外縁部へと戻り、数百年あるいは数千年後にしか戻ってきません。対照的に、彗星C/2025 R3(パンスターズ)のように、惑星からの重力の影響を受けて軌道が変化し、二度と戻ってこない彗星もあります。 写真は、5月上旬から中旬にかけて、チリのセロ・パラナル付近で数夜にわたり深層撮影された彗星R3 PanSTARRSです。上部に近づくにつれて撮影時期が後になる画像では、縮小するイオン尾がはっきりと確認できます。 彗星R3ギャラリー:2026年の彗星R3 PanSTARRS